表現の記録

対話は広がり、深まる




7/28(日)に、みらいへのまなざし夏休みワークショップの初回を行いました。小学1年生から小学5年生の子どもたち7名と、保護者の方7名、プロジェクトメンバーの9名、ダンスフィールドの6名、カメラマンさんや大学生2名で行いました。子どもたちは、初めて出会う子も、女の子も男の子も、障害の有無も、色んなみんなが集まりました。


時間になり、いよいよワークショップが始まりました。一人やお友達と不思議な形を作ったり、手と手を合わせて会場全部に絵を描くように動いてみたりと、体をいっぱい動かしながら、みんなで一緒に表現していきました。ファシリテータが「誰かと一緒に~」と声をかけた時、お友達や知っている人とや、うまく出会えない子もいましたが、「まだ出会ってない人と~」という声かけや動きから、少しずつ初めての人と誘いあう場面も増えてきました。


てあわせを見合う時には、体を伸ばして風のように走ったり、全身でみんなに広い世界を伝えたりと、ふっと惹き付けられる瞬間がたくさん生まれ、自然と拍手が起こりました。また、「エアーダンサー」という風で不思議な動きをするダンサーが出てくると、声をかけずとも、みんなで大きく動き出し、とても素敵な笑顔で踊っていました。


その後の休憩では、まだ友達同士で恥ずかしさがあるようでしたが、勇気を出して話しかけたり、車椅子に乗ってみんなでお散歩するなど、子どもたち同士の交流が生まれてきました。


休憩後からは、9/15のパフォーマンスに向けた作品練習になりました。作品の大きなテーマは「見る」。実際に動きながら、体全体で色んな「見る」をやり、3グループに分かれて、どんなところを見てみたいか、をテーマに、たくさん意見を出し合いました。


穴の中やリモコン、パソコンの中に入ってみたい。

深い湖や宇宙を見てみたい。

富士山やスカイツリー、動物園でキリン、リスを見てみたい。


と、グループごとに違ったなイメージが出たので、それを基に作品をつくっていきました。


どのグループも、どうしようか?これやりたい!ここは、誰が出ようよ。など、たくさん意見を伝え合いながら、発表に向けて練習していきました。


最後に、作品発表の時間となりました。


1グループのタイトルは「宇宙ロケットは海底に」 宇宙でふわふわと歩いたり、海でクラゲやカニに出会って遊んだりと、色んな場所を旅していきます。見ているみんなも、手拍子したり声をあげて楽しそうにしていました。


2グループのタイトルは「テレビの中へ」 ダンスフィールド、ゲーム、CM、夏祭りと、みんなで色んな番組の世界をつくっていきました。CMでは寝転んだり、綿菓子ではみんなでクルクル回ったり、面白い場面がたくさんありました。


3グループのタイトルは「見る見る探検隊」 キリンが現れたり、富士山が爆発したり、鳥の大群のように飛び回ったりしました。登場から勢いがあり、また体を伸ばして上に上にと山を登ったり、素敵な動きがたくさんありました。


どの作品も、終わったあと大きな拍手が起こりました。また、みんなが一緒に伸び伸びと表現している姿がたくさんあり、とても素敵な時間でした。発表のあと、子どもたちから


「みんな色んな動きがあって良いと思った」

「3グループに分かれて動くのが楽しかった」


など感想があり、お母さん方からも、


「みんなが凄く生き生きとした笑顔で、気持ち良さそうでした」

「同じ動きをしているようでも個性が出ていて、見応えがありました」


と素敵な感想をいただきました。ワークショップの最後は、会場の全員でてあわせをして終了しました。


皆さん、ありがとうございました。次回も、素敵な作品ができるように、みんなで頑張っていきましょう!



 7/4(木)西新宿小学校の4年生40名とダンスフィールドメンバー10名で、インクルーシブダンスのワークショップを行いました。先生方やPTAの方も一緒に、3、4時間目を使っての90分ほどのワークショップでした。

 ワークショップは、6/25(火)に行った事前学習の振り返りとして、「この1週間、街で車いすの人を見かけましたか?」という質問からはじまりました。子どもたちは、学校の行き帰りなどに、さまざまな車いすの人に気づき、どこで出会ったか、どんな様子だったかをお互いに伝えあいました。



 次に、実際にからだを動かすダンスワークショップを行いました。ファシリテータの「誰かと一緒に走ってみよう」という声かけに、友達と一緒にゆっくりと動きはじめる子どもや、手をつないで思い切り走り回る子どもなど、さまざまでした。車いすの人とペアになった子どもには、「車いすの人と一緒に走るには、どうしたらいいの?」との問いが投げかけられました。子どもたちは、「うしろのレバーをもって走る」「車いすに一緒にのればいい!」とこたえ、ユニークな発想に会場からは拍手が起こりました。


 続いて、「てあわせ」表現を行いました。ここでは、「自分の思いを表しながら、相手の思いも受け取って一緒に表現する」ことを、一生懸命に試みる子どもたちの姿が印象的でした。ペアを変えながら何度も「てあわせ」を行ううちに、全員が汗をびっしょりかいて、「暑い!」と言いながらもさまざまな表現が続き、会場全体が熱気に包まれました。  「てあわせ」のあとは、車いすメンバーを囲んで、自由な交流の時間をもちました。車いすメンバーからは、ダンスをはじめたきっかけや、表現に対する思いが語られ、子どもたちは、大きくうなずきながら聞いていました。子どもたちからは、「お風呂はどうやって入るの?」「車はどのように運転するの?」「大学でも車いすを使っているの?」「生まれたときから車いすなの?」などの自然な質問がたくさん寄せられ、「てあわせ」を通じて、からだで一緒に表現したあとのより深い交流の時となりました。  最後に、ダンスフィールドメンバーが、即興表現を含むダンス作品『瑠璃色の地球』を披露し、その後にこの作品を、子どもたちが2グループにわかれてメンバーと一緒に表現してみました。作品の中盤の全員でのポーズは「西新宿小学校らしいポーズを工夫してみましょう」という声かけに、都庁や新宿の高層ビル群などのアイデアがあがり、みんなで意見を出し合いながら、楽しそうに実現していく様子がみられました。発表後は「幻想的だった」「とっても素敵だった」とお互いの表現を認め合っていました。  ワークショップ後は、沢山の子どもたちが手をあげ、感想を伝えてくれました。「車いすの人がいて、最初はダンスできるのかなと思ったけれど、やってみて、すごい迫力のあるダンスになって、成功してよかった」「車いすの人は足が使えないから手で全力でやって、みんなも縮まるときは縮まって、大きく動いていたからよかった」など、それぞれの精一杯の表現を全身で感じ取った感想が続きました。担任の先生からは、「子どもたちが本当に楽しそうに、キラキラとした表情で自由に表現する姿が見られたことがとても嬉しかったです。子どもたちも私も大変よい経験になりました」との感想をいただきました。  西新宿小学校のみなさん、先生方、本当にありがとうございました。また、このワークショップの実現に向けてご尽力くださった新宿区教育委員会に深く感謝いたします。

主催:NPO法人みんなのダンスフィールド(Inclusive Field for Dance since 1998)
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
NPO法人みんなのダンスフィールド

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