• みらいへのまなざしスタッフ

西新宿小学校でのインクルーシブダンス・ワークショップ(7/4)

 7/4(木)西新宿小学校の4年生40名とダンスフィールドメンバー10名で、インクルーシブダンスのワークショップを行いました。先生方やPTAの方も一緒に、3、4時間目を使っての90分ほどのワークショップでした。

 ワークショップは、6/25(火)に行った事前学習の振り返りとして、「この1週間、街で車いすの人を見かけましたか?」という質問からはじまりました。子どもたちは、学校の行き帰りなどに、さまざまな車いすの人に気づき、どこで出会ったか、どんな様子だったかをお互いに伝えあいました。



 次に、実際にからだを動かすダンスワークショップを行いました。ファシリテータの「誰かと一緒に走ってみよう」という声かけに、友達と一緒にゆっくりと動きはじめる子どもや、手をつないで思い切り走り回る子どもなど、さまざまでした。車いすの人とペアになった子どもには、「車いすの人と一緒に走るには、どうしたらいいの?」との問いが投げかけられました。子どもたちは、「うしろのレバーをもって走る」「車いすに一緒にのればいい!」とこたえ、ユニークな発想に会場からは拍手が起こりました。


 続いて、「てあわせ」表現を行いました。ここでは、「自分の思いを表しながら、相手の思いも受け取って一緒に表現する」ことを、一生懸命に試みる子どもたちの姿が印象的でした。ペアを変えながら何度も「てあわせ」を行ううちに、全員が汗をびっしょりかいて、「暑い!」と言いながらもさまざまな表現が続き、会場全体が熱気に包まれました。  「てあわせ」のあとは、車いすメンバーを囲んで、自由な交流の時間をもちました。車いすメンバーからは、ダンスをはじめたきっかけや、表現に対する思いが語られ、子どもたちは、大きくうなずきながら聞いていました。子どもたちからは、「お風呂はどうやって入るの?」「車はどのように運転するの?」「大学でも車いすを使っているの?」「生まれたときから車いすなの?」などの自然な質問がたくさん寄せられ、「てあわせ」を通じて、からだで一緒に表現したあとのより深い交流の時となりました。  最後に、ダンスフィールドメンバーが、即興表現を含むダンス作品『瑠璃色の地球』を披露し、その後にこの作品を、子どもたちが2グループにわかれてメンバーと一緒に表現してみました。作品の中盤の全員でのポーズは「西新宿小学校らしいポーズを工夫してみましょう」という声かけに、都庁や新宿の高層ビル群などのアイデアがあがり、みんなで意見を出し合いながら、楽しそうに実現していく様子がみられました。発表後は「幻想的だった」「とっても素敵だった」とお互いの表現を認め合っていました。  ワークショップ後は、沢山の子どもたちが手をあげ、感想を伝えてくれました。「車いすの人がいて、最初はダンスできるのかなと思ったけれど、やってみて、すごい迫力のあるダンスになって、成功してよかった」「車いすの人は足が使えないから手で全力でやって、みんなも縮まるときは縮まって、大きく動いていたからよかった」など、それぞれの精一杯の表現を全身で感じ取った感想が続きました。担任の先生からは、「子どもたちが本当に楽しそうに、キラキラとした表情で自由に表現する姿が見られたことがとても嬉しかったです。子どもたちも私も大変よい経験になりました」との感想をいただきました。  西新宿小学校のみなさん、先生方、本当にありがとうございました。また、このワークショップの実現に向けてご尽力くださった新宿区教育委員会に深く感謝いたします。

主催:NPO法人みんなのダンスフィールド(Inclusive Field for Dance since 1998)
助成:アーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)
NPO法人みんなのダンスフィールド

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